2010年6月24日木曜日

各政党の第一声をまとめてみる

日経新聞(ネット)6/24より、参院選公示に伴う各政党の第一声をまとめてみました。

【記事の見出し】
記事本文
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筆者のコメント
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という構成になっています。


【首相「実行する力与えて」 参院選公示で第一声】
第22回参院選が24日公示され、選挙戦がスタートした。民主党代表の菅直人首相は同日午前、大阪市中央区の南海難波駅前で第一声を上げ「民主党政権は政権交代から9カ月間、試行錯誤を繰り返してきた。その反省と経験を踏まえ、思い切って公約を実行する力を与えてほしい」と述べ、支援を求めた。
「政治とカネ」や普天間基地移設などの問題に関しては「確かに(政権与党として)不十分なところはあり、副首相として支えきれなかった」と反省の言葉を口にした。
そのうえで「鳩山由紀夫前首相は『もう一度政権交代時の原点に立って頑張ってほしい』と辞任した。前首相の道を真っすぐに推し進めなければならない」と述べ、参院選の勝利に向けて支援を呼び掛けた。〔NQN〕
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衆議院の過半数(480議席中308議席) + 連立での参議院過半数(127議席
これだけの力を国民は与えたのに、まだ不十分ということでしょうか?
鳩山前首相の路線を踏襲するのであれば、散々否定された政策・政権運営を繰り返す無駄に終わりそうです。
消費税などにおいて自民の政策を取り入れているのは良いことですが、民主党が野党だった頃に政策立案能力を売りにしていた事を考えると、民主党が言うことはどれだけ信用できるのか不安になります。子供手当も埋蔵金も直近の公約に遥かに届いていませんし、他の公約も…
政権を得たら尊大になった、というレベルでは済まなさそうですね。
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【「民主党政権に歯止めかける」自民・谷垣総裁】
谷垣禎一自民党総裁は24日午前、甲府市で第22回参院選の第一声を上げ「民主党政権に歯止めをかけるのが自民党に課せられた使命だ」と訴えた。そのうえで「今の危機を乗り越えていくために、自民党はチャレンジャーとして生まれ変わり、日本のためにふるさとのために命を捨てて頑張る」と強調した。
民主党政権に対しては「ばらまきで暮らしの基礎を破壊してしまうのではないかという不安を与えている。マニフェスト(政権公約)違反、政治とカネの問題で国民と政治の信頼の基礎も失った」と批判した。
甲府市を公示日第一声の場に選んだことに関しては、民主党の輿石東参院議員会長の地元であることに触れ「この山梨は象徴的な選挙区だ。絶対勝ちたい選挙区だからこの甲府に来た」と力を込めた。〔NQN〕
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自浄能力の一端を見せつつある自民党。
ただ、民主党批判については自らもやってきたことが重ね合わせになるのでイマイチよろしくない。
野党として1から出直すのであれば、国のありようから問い直すべきではないかと少し残念。
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【「大胆な景気対策を」国民新党・亀井代表】
今の日本はだんだん日本でなくなっている。みんなで助け合いながらみんなで幸せになろうという生活文化はどこに行ったのか。困っている大衆から消費税を上げることが許されるのか。井戸がからからに枯れているのにつるべだけ下げてどうやって水をくみ上げることができるのか。都会も田舎も必要なのは大胆な景気対策だ。財源がないというが本当か。改革と称する間違った経済対策で国が縮んだ。税収が減ったのは当たり前だ。財務省主計局から脱する。国民新党は市場原理主義から決別する。日本の良き文化・伝統を守り抜く。(東京・有楽町)
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反小泉の残党が時流に乗って与党に。
古き自民党の主張をそのまま押し出しているだけなので、利権関係者くらいしか投票による恩恵は受けられないだろう。
市場原理主義から決別って、いまさら護送船団方式復活なのでしょうか?
消費税上げに反対しているのはポーズに過ぎないでしょうし、財源があるかどうかは与党の一員ならいくらでも調べられるはずですが… 9ヶ月間何をしていたのでしょうね。
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【「生活再建まっしぐら」社民・福島党首】
参院選は消費税引き上げをストップする選挙。(沖縄県名護市)辺野古の海に基地をつくらせない選挙。生活再建まっしぐらの選挙。社民党が平和の問題で言葉に責任を持っている。ぶれない、筋を通す、行動していく。雇用と社会保障も言葉に責任を持つ。不公平税制を正していく。消費税を10%にする前に所得税の最高税率を十数年前に戻すべきだ。所得の再配分をきっちりやる。雇用、社会保障の立て直しのために労働者派遣法の改正もしっかりやる。沖縄や高齢者、障害のある人たちを切り捨てない。困っている声にこたえる。(東京・新宿)
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与党になるたびに大やけどを負う社民党(社会党)
普天間については既に負けワンコの遠吠えとしか言えない。
雇用・社会保障・税制、その他いずれについても与党にあった時に何をしたのか具体的に言えないのではないか?
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【「菅政権にレッドカード」公明・山口代表】
今回は民主党の政権運営を厳しく審判する選挙だ。鳩山由紀夫前代表のころの民主党にイエローカードを、マニフェスト(政権公約)を破って消費増税を言い出した菅直人政権にレッドカードを突きつける選挙だ。いま消費税を上げたら経済は落ち込む。財政再建は経済成長と無駄の削減でやり抜かねばならない。求められているのは国民の声が届く政治だ。家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)問題では特別措置法成立に動き、うつ病や孤独死など新しい社会問題にも様々な提案をしている。具体的な提案と実行こそが公明党だ。(さいたま市)
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自分たちが提案して実現した、と主張する声だけは大きい公明党。
違憲な行為(政教分離が限りなくクロに近いグレー)や違法行為(公職選挙法の個別訪問禁止)によってその勢力を維持するこの党は、政治を論ずる以前に自らを糺すべきでしょう。
池田大作の命により矢野元委員長が国税当局と創価学会への立ち入り調査について折衝を重ねた(しかも、議員活動をすべき時間に)というのは有名です。
政策的には社民と共産に近いのでそちらを見れば十分でしょう。
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【「大増税問題が争点」共産・志位委員長】
消費税の大増税問題が選挙戦の大争点となった。民主党と自民党がそろって税率10%を公約としたことで日本中に悲鳴と怒りが広がっている。消費税は所得の少ない方に重くのしかかる最悪の不公平税制だ。民主、自民がそろって消費税増税と法人税減税を打ち出したのは財界に応えた動きだ。消費増税の目的は大企業減税のための財源作りで絶対反対だ。年間5兆円の軍事費こそ即座にメスを入れるべきだ。地元合意を得られる米軍普天間基地の移設先など日本にない。基地の無条件撤去を求めて、米国と本腰の交渉をする必要がある。(東京・新宿)
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政治資金の調達において最も政治家らしい政党。
しかし、言っていることが絵空事なので、具体化の為の道筋をちゃんと提示しないと支持できないですね。
この党については過去が過去なのでそこもネック。
自衛隊に対して無駄に強硬路線なのもいただけない(文民統制の厳格化で対応すべきなのに…)
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【「地域主権の成長国家に」みんなの党・渡辺代表】
民主、自民両党しか選択肢がなければ、どちらも増税路線で不幸な状況となる。増税しなくても年4%以上の成長は可能。消費税の議論は国家経営のリストラをした上でしなければならない。バラマキをやめて民間や地域が中心の成長国家を目指す。官僚統制や中央集権の構造は変える。消費税は全額、地方の財源として医療や福祉、教育に無駄のない形で使っていくのが真の地域主権だ。(静岡市)
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自民の分派、その1
民主・自民しか選択肢がないところへ第三の選択肢、という感じの主張ですが…
政策の内容が変わらなければ選択肢たりえません。
民主党が政権交代を叫び始めた頃(もう少し前か?)の主張に近いと思うような気がしないでもない。
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【「我々が再編の起爆剤」たちあがれ日本・平沼代表】
たちあがれ日本・平沼赳夫代表 4月10日に結党して2カ月半が経過し、きょうから決戦だ。7月11日の投開票日に向かい、みんなが力を合わせてこの国の政治を変える。「たちあがれ日本」は3つの基本理念を持っている。この参院選では民主党には単独過半数をとらせない。大切な祖国・日本の復活を果たすため、全力を傾注して頑張る。我々が政界再編の起爆剤として今後も活動していく。この3つでみなさんの力を集め、選挙戦に勝利する。(東京・赤坂)
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自民の分派、その2
政局目当ての政党にしか見えない3つの基本理念。
日本の復活って何?
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【「議員定数を半分に」新党改革・舛添党首】
新党改革・舛添要一党首 政治とカネの問題など国民が政治に対して閉塞(へいそく)感を持っている。これを打ち破らないといけない。菅直人首相はばらまきをやめずに「消費税10%」と言う。こういう人がかじ取りをすれば重税国家になる。頑張れる人が頑張り、無駄な役人は首を切らなければいけない。「まず隗(かい)より始めよ」で国会議員定数を半分にする。それくらい思い切ったことをやらずにどうして「消費税10%」と言えるのか。(徳島市)
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自民の分派、その3
この人、与党の中枢にいた人なのですけどね…
国会議員定数半減って提案していたのかな?
TVタックルでいろいろ言っていた時が人生の絶頂期だったのではないでしょうか。
比較的筆者の主張に近いのですが… 議員定数半減程度で消費税率をおさえるのは無理ですよ。
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ざっくり流し読みをして、他の情報を仕入れてから選挙に行きましょう。
入れるところがなければ、何も書かずに投票したっていいのですから。




え?
幸福実現党??

ナニソレオイシイノ??


女性党??

男性無視ですかそうですか
国会議員に男女のバランスを、というなら立候補者の男女比1:1を実現するのが最低条件。
れんほー(切り捨て屋)、みやけゆきこ(当たり屋)、つじもときよみ(金に汚かった)、どいたかこ(特定アジアの手先の疑い濃厚)、おぶちゆうこ(七光り)、ふくしまみずほ(負けワンコ)
この辺見ていて、別に女性だからって何か変わると思えない。


新党大地??

新党の中では唯一まとも。
欲を言えば、道州制を睨んで道州単位での代表を国政に出すというビジョンを持ってほしいところ。
道州単位での健全な競争が成立すれば、地方はいやでも活性化します。
競争に負けた地域が落伍しないように工夫は必要ですが…

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