2010年5月14日金曜日

goo mail 騒動  ~『フリー』ってなに?~

先日(5/7)、多少触れましたが、goo mailのリニューアルが大問題に発展しているのをご存知でしょうか?

まとめwikiからの情報となりますが、ITmadiaNewsに5/10に取り上げられてから、大手新聞社も後追いで取り上げ始めています。
状況の推移によっては各マスコミが取り上げるかもしれないですね。
特にgooの運営は「NTTレゾナント」が行っているのですが、ここの株主を見てみると…
 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 66.6%

 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 33.4%
とあります。NTTレゾナントのHPの企業情報からコピペしましたので(現時点では)間違いない情報です。
どちらの株主もシステム開発を生業とする人の多くが知っている/仕事をしたことがある大手です。
goo mailの広告出稿者やドコモの携帯の不買程度で済めば良いのですが、NTT系列すべてへの叩きが始まると困りますね。

goo mailのお知らせページというものがありますが、goo mailからのお知らせなどはここに出てくる様子です。
ちょくちょくチェックしていたのですが… ブログ(コメント可能)形式なので報道され始めてからのコメント数がちょっと恐ろしいことになっています。
5/13~5/14で概算400~500コメントとか。
流し読みをしてみると、だんだん2ちゃんねる化しているのがわかって鬱になりましたが「無料」であることに対する言い合い(議論じゃないです。あれは議論と言えるレベルじゃないです)を見ていて「フリー」についてちょっと考えてしまいました。

言い合いの主な考え方は2つ
 A:『無料なんだから提供する側のすることに従え』
 B:『無料とはいえ今まで使えていたものが使えなくなるのは問題』
マスコミに露出して以来、Aの書き込みが増えてきたあたりが面白いですね。
それぞれの考え方について考察してみると…

 <A>
 極端な表現をすると「使わせてやっている」考え方。
ある程度の独断専行ができないと何もできない状態に陥ってしまうので、提供側の都合で物事が進むのは当然と言えば当然。
しかし、提供側は無料とはいえボランティアをしているわけではないのを忘れている気がする。

 <B>
 SE的にはこの考え方は基本中の基本。
以前のシステムで実現できていたことを、リニューアル後のシステムで実現できないというのはよほどの理由が必要。

Aに全く理がないわけではありませんが、人として(少なくとも日本人として)道義とか何とかを考えると最低でもBの考え方でないとダメちゃう? と思えます。
「フリー」だからと言って、使えないものを提供してよいということにはならないということですね。
尚、使えないと一言で言っても色々ありますが、この場合は旧システムが使えた環境では新システムも使えること、が最低限になります。
メールは継続して使用してなんぼですので。

まとまらないですねぇ…
やはり自身が当事者の一人(筆者のフリーメールはgoo。学生時代から使っています)だと整理しきれないか……

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